ZEHプラスとは?目指す省エネ目標と具体的な基準を解説!
近年、住宅に求められる環境性能はますます高度化しています。
その中でも「ZEHプラス」は、単にエネルギーを消費するだけでなく、省エネルギー性能を極限まで高め、再生可能エネルギーの活用を推進することで、より持続可能な暮らしの実現を目指す住宅として注目されています。
ZEHプラスがどのような基準を満たせば認定されるのか、その具体的な要件について理解を深めることは、将来の住まいづくりを考える上で非常に重要です。
今回は、ZEHプラスの基本的な位置づけから、具体的な基準、そして将来的な展望までを解説します。
ZEHプラスの基本的な位置づけ
ZEHプラスは省エネルギー性能を追求した住宅である
ZEHプラスは、エネルギー消費量を正味ゼロ以下にすることを目指すZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)よりも、さらに高いレベルの省エネルギー性能の達成と、再生可能エネルギーの自家消費拡大を目的とした、より先進的な住宅です。
ZEHプラスが目指す省エネ目標
ZEHプラスは、2050年カーボンニュートラルの実現という国の大きな目標達成に向けて、住宅分野における省エネルギー性能のさらなる向上を目指しています。
この目標達成のため、建築物省エネ法に基づく認定基準の引き上げや、住宅性能表示制度における上位等級の新設といった動きと連動しています。

ZEHプラスの具体的な基準とは
ZEHプラスの断熱性能基準
ZEHプラスの必須要件として、断熱等性能等級6以上であることが定められています。
これは、住宅の断熱性能を表すUA値(外皮平均熱貫流率)において、地域区分ごとに定められた基準値を満たす必要があります。
例えば、寒冷な地域ではより厳しい基準が適用され、UA値0.28以下などが求められます。
ZEHプラスの一次エネルギー消費量削減基準
ZEHプラスでは、「ZEH」または「NearlyZEH」の要件を満たした上で、設計一次エネルギー消費量を、再生可能エネルギーの導入を考慮しない場合で、基準一次エネルギー消費量から30%以上削減することが求められます。
これは、以前の基準から引き上げられた、より高い省エネ性能の達成を目指すものです。
ZEHプラスにおける必須要件と選択要件
ZEHプラスの認定を受けるには、前述の「断熱等性能等級6以上」および「一次エネルギー消費量削減率30%以上」といった必須要件を満たす必要があります。
それに加えて、再生可能エネルギーの自家消費拡大に資する設備(蓄電池やEV充電設備など)の設置や、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)による高度なエネルギーマネジメントといった、定められた選択要件のうち1つ以上を採用することが必要となります。
まとめ
ZEHプラスは、ZEHよりもさらに高度な省エネルギー性能と、再生可能エネルギーの自家消費拡大を目指す住宅です。
その基準は、断熱等性能等級6以上の取得と、基準一次エネルギー消費量から30%以上の削減が必須とされています。
さらに、蓄電池やHEMSといった自家消費拡大に資する設備や、高度なエネルギーマネジメントシステムの導入といった選択要件を満たすことで、より一層の快適性と環境負荷低減が実現されます。
ZEHプラスの基準を理解することは、将来の住宅に求められる高い環境性能と、持続可能な暮らしへの第一歩と言えるでしょう。
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