TK現場情報

木の壁。簓子貼り(ささらごはり)

2015.04.30 TK現場情報
つくば市N様邸の雨戸を撤去した部分に設置する『簓子貼り』を作成中。
写真左上は壁の上下の部材。
右上と下は上下の部材をつなぐタテ材です。


これらを組み合わせて、最後に杉板を裏側からフロアータッカーで留めて完了です。
明日の午前中には終わりそうです。

あと今日は午前中に守谷市のお客さんと打ち合わせ。
その帰りにちょっと寄り道→鯛焼きを購入。
ハムとマヨネーズを3つ。
カスタードを2つ。
チョコレートを1つ。
全部一つ100円で税込600円でした!
鯛焼きの中に入れてほしいものを持参すれば何でも入れて作ってくれるそうです。

木の壁の魅力:簓子貼りを通して

1:簓子貼りと杉板の魅力

N様邸では、雨戸を撤去した部分に簓子貼りの壁を作成しています。
簓子貼りとは、細い角材を格子状に組んで下地を作り、そこに板材を貼る工法です。
今回は杉板を使用しています。
左上の写真が壁の上下の部材、右上と下の写真が上下の部材をつなぐ縦材です。
これらを組み合わせて、最後に杉板を裏側からフロアータッカーという工具で留めれば完成です。
杉板は、柔らかな風合いと温かみのある色調が魅力です。
また、軽くて加工しやすいという特徴も持っています。
断熱性や調湿性にも優れており、快適な室内環境づくりに貢献します。
さらに、経年変化による色の深まりも楽しめる、味わい深い素材です。

2:簓子貼りのメリットと活用例

簓子貼りは、壁のアクセントとしてだけでなく、様々な用途に活用できます。
例えば、和室の壁や天井、玄関の壁、キッチンカウンターの背面などにもおすすめです。
壁一面に施工することで、空間にリズム感と奥行きが生まれます。
また、格子状の下地があるため、通気性が良く、湿気がこもりやすい場所にも適しています。
デザイン性と機能性を兼ね備えた、魅力的な工法と言えるでしょう。
木材の種類や塗装を変えることで、和風から洋風まで、様々なテイストの空間に合わせることができます。
既存の壁に簓子貼りを施すリフォームも可能です。
壁の一部に施工することで、手軽に部屋の雰囲気を変えることができます。

3:木材選びのポイント

注文住宅で木材を選ぶ際には、樹種の特徴や特性を理解することが大切です。
杉以外にも、ヒノキやパイン、オークなど、様々な種類の木材があります。
それぞれの木には、色味や木目、香り、強度、耐久性など、異なる特徴があります。
例えば、ヒノキは抗菌・防虫効果が高く、水にも強いという特徴があります。
パインは柔らかく加工しやすい一方、傷つきやすいという面もあります。
オークは重厚感があり、耐久性にも優れています。
ご自身の好みやライフスタイル、設置場所の環境などを考慮して、最適な木材を選びましょう。
また、木材の仕上げ方法によっても、印象が変わります。
自然な風合いを生かしたオイル仕上げや、汚れに強いウレタン塗装など、様々な仕上げ方法があります。
専門家と相談しながら、理想の空間を実現する木材選びを楽しみましょう。

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